メンタル不調者が増えている

労働安全衛生調査より

メンタルへルス不調者を抱える企業は増加傾向

メンタルへルス不調により連続1か月以上休職した労働者がいる事業所の割合は、増加傾向にあります。

令和3年 労働安全衛生調査(厚生労働省)より 

強いストレスを感じている労働者の割合

労働者へのアンケートによれば、「仕事や職業生活に関することで強いストレスとなっていると感じる事柄がある」と回答する労働者は、常に5割以上を占めています。つまり、メンタル不調に至らないまでも、半数以上の労働者が強いストレスにさらされている状態が続いています。

令和3年 労働安全衛生調査(厚生労働省)より 

(参考)ストレスの要因

  • 仕事の質/量  60%
  • 仕事の失敗/責任の発生 36%
  • 人間関係(セクハラ/パワハラ含む) 30%

入社前の適性検査の課題

近年、企業では人事課題に対処する手段として、入社前に適性検査を行う取り組みが増加しています。適性検査の種類も多岐にわたり、例えばストレスに強い人材を選考するためのものや、リスクを回避するために適性検査で候補者のリスクを評価する企業も存在します。

ただし、適性検査にはいくつかの課題があります。

① フィードバックが無い

1つ目は、適性検査を受検しても受検者に対する具体的なフィードバックが得られないことです。そのため、根本的なメンタル不調の予防やリスクの解消には寄与しきれません。そのため、なぜ、ストレス耐性が低いのか、なぜ得点が低いのか、その原因をフィードバックする必要があると当社は考えます。

② 組織が排他的になる

2つ目は、ストレス耐性が高い人を採用することで組織が排他的になる可能性があることです。極端に高いストレス耐性は、他人の感情に対して鈍感になる傾向があります。その結果、組織内で高いストレス耐性を持つ人材だけが残り、平均的なストレス耐性や人の感情に寄り添うことのできる能力を持つ人が組織に居場所を見つけにくくなり、組織が排他的になる可能性があります。

ストレスチェック制度の課題

メンタルへルス対策に取り組んでいる59.2%の事業所のうち、65.2%が「ストレスチェックの実施」と回答しています。(令和3年 労働安全衛生調査(厚生労働省)より )

ストレスチェック制度は労働安全衛生法に基づき、2015年12月に施行されました。この制度により、従業員が50人以上の事業者はアルバイトや派遣社員を含めてストレスチェックを実施することが義務づけられています。

ただし、ストレスチェックの実施がメンタルへルス不調者の減少に直結するのは難しく、いくつかの課題が存在しています。

① 嘘がつけてしまう

ストレスチェックの結果が悪い場合、人事評価の低下や、面談の予定が入ることで普段の業務に支障が出ることを恐れ、従業員は本来の気持ちとは異なる回答をする場合があります。これにより、ストレスチェックの効果が薄れる場合があります。

② 本当に必要な人にアプローチできない

ストレスチェックにおいて、「高ストレス者」は全体の約10%いると言われています。しかし、そのうち、医師面談を受けた労働者は約0.6%にとどまっています。つまり、高ストレス者の多くは医師面接を受けておらず、本当にサポートが必要な人に十分な支援が行き渡っていない状況があります。(※面談は義務ではありません)

③ 従業員はどのように行動を変えればよいか分からない

ストレスチェックを受けると、結果表が配布されますが、従業員はストレス度合を示した数字を見ただけでは、具体的にどのように行動を改善すればよいのかが分からず、表面的な結果しか得られないと感じることがあります。

適性検査やストレスチェックだけでは、根本的なメンタル不調者の減少には限界があります。従業員が自身のストレスを感じやすい理由を理解し、主体的に変化しようとする意志が必要です

このような課題は…

働くすべてのビジネスパーソン

  • 直面するストレスを管理し、心身の健康を保つ方法を学ぶこと
  • メンタルへルス不調の早期発見+適切な対応を学び、職場の支援体制の強化を図ること
  • ストレスチェック:自身のストレスレベルを客観的に把握するためのチェック方法を学びます
  • セルフケア:日常生活で取り入れられるセルフケアの方法を紹介し、ストレス軽減に役立てます。
  • ストレスへの対処法:ストレスに対する具体的な対処法を学びます
  • ストレス耐性の向上:ストレス耐性を強化するための方法やテクニックを紹介します
  • 心身の不調を感じたら:心身の不調を感じた際の対応策や、適切なサポートを得る方法について解説します
  • うつ病:うつ病の症状や原因、治療法について詳しく説明します
  • 適応障害:適応障害の特徴と、その対処法を学びます
  • パニック障害:パニック障害の症状と対処法について解説します
  • HSP:HSPの特性を理解し、支援する方法を紹介します
  • 健康的な働き方:健康的な働き方を実現するための基本的な知識と方法を提供します
  • 自律神経の整え方:自律神経のバランスを保つための具体的な方法を学びます
  • 自己肯定感の高め方:自己肯定感を高めるためのアプローチや日常的に取り入れられる実践法を紹介します

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