【部下のミスが多いのはなぜ?】管理職としての対応

ミスを繰り返す社員に注意をした際、『ミスをしないように確認しているつもりです』と社員から返答されることはありませんか?

確認”をしているならば、ミスは起きないはずなので、社員のそのような回答に戸惑う管理職もいらっしゃるでしょう。

部下のミスが多い理由

部下のミスが多いのは以下のように複数の要因が考えられます。

仕事に慣れていない

新しい環境や仕事に慣れるには、3か月~半年ほどかかると言われています。そのため、最初の期間は、ミスが発生しやすいです。そのため、最初の期間は、ミスをしたとしても様子を見ることが一般的です。

半年以上経ってもミスが減らない場合、仕事に慣れていない等の理由だけでなく、別の問題が関与している可能性があります。

【対策:仕事に慣れていない場合】

半年ほど様子を見る

疲れている

長時間集中したり、複雑な思考を続けると、脳のエネルギーが消耗し、脳疲労が起こります、その結果、情報処理能力の低下、注意力や判断力の鈍りへとつながり、ミスが増えると言われています。

【対策:疲れている場合】

  • 脳を休める
    • 定期的に休憩を挟む
    • 休憩中はスマホやPC画面を見ない
  • 軽い運動をする
    • ストレッチを行う
    • 深呼吸をする
  • 十分な睡眠をとる   など

脳の老化

年齢に関係なく、脳の老化は若い人もなりうる問題です。現代ではスマートフォンなどで簡単に情報を得られるため、脳の使用頻度が減少することで脳が老化し、その結果うっかりミスや物忘れが増えると言われています。

【対策:脳の老化の場合】

  • 敢えていつもと違うことをする
  • 利き手と逆の手で作業する

発達障害

ADHDは、発達障害の一種で、注意欠如多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(キレやすい、衝動的に行動する)などの症状がみられます。

特に、注意欠如の特徴として、長時間の注意維持が難しく、物事の詳細や指示を見落とすことがあります。具体的には以下のようなミスが多い傾向があります。

  • 忘れ物や紛失が多い
  • 約束を忘れる
  • ケアレスミスが多い
  • マルチタスクが苦手  など

管理職は発達障害について知る必要がある

発達障害の認知度の上昇

ADHDの特性を持つ人割合は2~3%だと言われています。

ひと昔前は「ちょっと変わった人」「変な人だけど面白い」という風に、社会に溶け込むことができましたが、現代ではIT化が進み、作業がより緻密で、ミスが許されない状況が増えたことから、発達障害の特性が社会で受け入れられにくくなり、発達障害の認知度の上昇につながっています。

発達障害について知識が無いと

管理職が発達障害について知識が無い場合、度重なるミスに対して、厳しく注意することしかできず「こんな簡単なこともできないのか」「これ以上ミスはするな!」という言葉で社員をさらに突き放してしまうことがあります。

しかし、発達障害は脳の特性であり、「直す」ものではありません。そのことを理解している管理職は、単に注意するのではなく、社員が自身の力を発揮できるような環境を提供し、支援に努めることができます。

ミスが多いからといって怠慢だと決めつけて厳しく注意をするのではなく、ミスが頻発するのは様々な背景があることを考慮する必要があります。特に、発達障害の可能性がある場合、管理職として従業員が働きやすい環境を整え、サポートすることが重要です


通信教材で発達障害の理解
  • 部下のミスが減らない
  • 部下の遅刻癖が治らない
  • 手のかかる部下への指導方法が分からない  など

管理職、リーダー、中堅社員など、部下や後輩などの社員を指導・育成する立場にあるビジネスパーソン

  • 発達障害に対する理解と認識の向上
  • 発達障害を持つ社員の強みを生かすサポート体制の構築
  • 職場におけるダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)の推進
  • 発達障害の種類:ASD、ADHD,LDなどの発達障害の概要について学びます
  • 発達障害の特徴:各発達障害に共通する特徴や、具体的な症状について理解を深めます
  • 職場のフォロー体制:発達障害を持つ社員が働きやすい環境を整えるための具体的なサポート方法や、フォロー体制の構築について紹介します
  • 当事者ができる対策:発達障害を持つ本人が職場で取り組むことができる具体的な対策や、自己管理の方法を提案します

通信教材を毎月ご郵送します

郵送のメリット

お手元に置くことで日常的に手に取りやすく、視覚的に学ぶ機会を増やすことができます。

関連トピックがコンパクトに一枚でまとまっているため、一目で見たい情報を確認できます。

本誌を題材に社員間の話の題材になり、人材育成やメンタルへルス意識向上にもつながります。

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